
2017年台北101
昨年12月にオーストラリアから息子が帰ってきたばかりの我が家ですが、2/23に姉が台湾留学に出発します。期間は一年間。大学の交換留学で行き先は台北にあるミッション系の輔仁大学(Fu Jen Univercity)です。
目次
Why 台湾留学?

2017年 台湾故宮
昨年家族で台湾旅行に行きましたが、娘の留学の下見のつもりもありました。(結局大学そのものには行きませんでしたが)

2013年 上海外灘
2013年に娘と一緒に上海に旅行し、大陸と大陸の中国人に対するカルチャーショックはそれなりのようでした。また大学でも中国人や台湾人の留学生のお世話をしたりすることもあって比較することも多かったみたいです。

2013年 上海外灘
中国本土の中国人はおおざっぱでパワフル。それに比べると台湾人のメンタルは島国日本人と近い物があるように感じます。

2017年 台北
台湾も中国語が標準語ですが、使っている感じは繁体字という日本で言う旧漢字のような感じですし、文法はほとんど同じでも言い回しや単語はかなり違いますし発音も多少異なります。私は大学時代に北京に短期留学をして、大陸の先生に習っていましたので、北京語に近い普通語の発音ですが、台北旅行の時には台湾の人に「あなたの中国語は北京なまりね」と言われてショーゲキでした(笑)
大学に入り、中国語を専門に勉強していた娘が語学留学に行くと決めたとき、世界標準の中国語を学ぶなら大陸の方がいいかなと思っていました。が、治安がよく暮らしやすいこと、台湾という国に好感が持てることから娘は台湾を選びました。

2017年九份

2017年九份
私も台湾は大好きで、今までにも数回訪れています。親切な人たちと美味しい食べ物とノスタルジックな風景は、日本人にとっても過ごしやすくくつろげる場所です。
輔仁大学
輔仁大学は台北市内からMRTで20分くらいのところにある12学部を有する総合大学です。台湾の私立大学ではトップクラスでミッション系と言う事もありオシャレな雰囲気。日本で言えば上智みたいな感じと書いてあります。
輔仁大学公式サイト
輔仁大学公式日本語サイト
もともと大学入学時から留学には興味があり、交換留学の出来そうな大学を受けましたが、結局行くことになった娘の大学には中国語系交換留学をするなら北京の清華大学か上海師範大学か台北の輔仁大学の枠がありました。中国語系枠に行きたい学生は、ほとんど娘と同じ中国語を専科で学ぶクラスの子たちらしく、その子たちの中で談合が行われ(笑)無事台湾の枠を頂く事が出来ました。
輔仁大学でググると「輔仁大学 美女」とかでてくるので可愛い子が多いのかな(笑)
輔仁大学は医学系人文系理工系芸術系を含む12学部を有する総合大学で学生数は約二万人。そのなかで娘は外国語学部日本語文学科に交換留学となります。日本人なのに日本語文学科というのは不思議な気もしますが、日本人の先生もいるし、日本語教師を目指す日本語をしゃべれる学生も多く無理なく過ごせるかもしれません。
ただし、語学留学ではないので、日本語の授業を除いて基本的に英語と中国語での授業となります。一応二年間中国語を勉強してきたはずですが大丈夫かな…さらに語学留学ではないので、基本的に中国語を学ぶ授業は、校内に併設された語学センターでのクラスを受けない限り提供されないようです。まあ、台湾人の友達を沢山つくって頑張ってもらうしかないなぁ。一番上達するには台湾人の彼氏を作ることだそうだけどどうよ?
費用
留学生を二人抱えてすごいですねぇとよく言われますが、アジアの交換留学意外と安いです。
学費は交換留学なので日本の大学の費用を払えば輔仁大学の分はかかりません。
留学生寮
なんといっても安いのは宿泊費。二学期制で一学期約4万円。ただし、この表には夏休みの分が載ってません。2ヶ月どこに住まわせよう?
留学生寮は四人部屋。キッチン無し、シャワートイレ共用でぼろっちいらしいです。
うん、なかなかスゴイ。○○十年前に私が行っていた北京語言学院の留学生寮は二人部屋でした。
この部屋に言葉と文化の違う国の人と四人はなかなかすごいなと思ってましたが、送られてきた名簿を見たら、とりあえず日本人でした(笑)
文化交流の面ではちょっと足りないけど、初めての場所で緊張するだろうしとりあえず言葉が通じるルームメイトなのは安心かな。ちなみに京都、北海道、東京のひとみたいなので、まあ文化交流っていえばそうかも。
あとここにのっていないものは以下の通り
往復の飛行機代・・・台湾LCCなので片道18,120円
一年間の留学生保険・・・団体契約により40%offで約10万円
居留査証・・・6,900円
健康診断料と診断書(VISA取得に必要)・・・13,000円
それと現地SIM代が別途かかります・・・年間24000円
食費
比較的高いのは食費ですが、大学寮はキッチンがありません。というより、台湾はワンルームとかだとキッチンないところも多いそうです。大学内には食堂もあるし、校外へ出れば夜市やコンビニも沢山あり三食外食でも困らないそうです。
写真は旅行の時に行った台北最大の夜市、士林夜市です

2017年士林夜市

2017年士林夜市
大学から一番近い夜市はこんな感じ。

また大学内でも食堂がありグルメ記事がありました。
交通費

2017年台北
台湾のMRTはきれいで安くて便利です。

2017年桃園空港
去年行ったときはまだ空港から市内への線は開通前だったのですが、今はそちらも通りました。

2017年台北
MRTは初乗り20元でかなり遠くまでいかれる上、日本のSuicaのような悠遊カードを使えばそこから20%off。なのでこの辺は少し節約できるかなというところ。
中国に留学している大学の友達と、それぞれ交換旅行に行こうと言っているようなのでその費用も入ってませんね。ちなみに台北→上海は約2時間、台北→北京は約3時間、でも北京→上海は2時間(笑)列車だと新幹線で10時間だそうです。
奨学金
これに対して、JASSO海外留学支援制度(協定派遣)の奨学金が月額6万円×11ヶ月で66万円。こちらは給付型で返還の必要がありません。学校を通じて申請を行い、学校内で枠にはいっていれば学校が採択されればもらえるというシステム。ありがたいことです。結局うちは二人とも官費で留学だぜ。
JASSO海外留学支援制度(協定派遣)奨学金
台湾留学の持ちもの
台北は便利で日本のコンビニや百均もあるくらいだし、とりあえず絶対無くて困る物もあんまりないかも…というわけで荷物リストはこんな感じになりました。
洋服(一週間分程度) | パスポート |
夏場用パーカー | 現金10万円 |
薄手コート | クレジットカード |
部屋着 | SIMフリースマートフォン |
水着 | パソコン |
眼鏡 | 外付けハードディスク |
コンタクト | 充電用ケーブル・充電池 |
薬 | ブラシ |
洗面用具 | 変電機能付テーブルタップ |
化粧品 | 電子辞書 |
裁縫道具 | 参考書 |
爪切り | ルーズリーフ |
洗濯ネット | 筆箱(のり、ホッチキス、はさみ) |
ミニピンチ | スーツケースはかり |
エコバッグ | お土産 ばらまき用 |
機内持込用バッグ | お土産 バディ用 |
折りたたみ傘 | パスポート写真予備 |
目覚まし時計 | 海外留学保険証 |
入学許可書 |
洋服類はファストファッションも買えることもあり少し少なめ、化粧品や洗面用具類も最低限です。
もしかしたら温泉に行くかもしれないので念のため水着。コンタクトは一年分、その他日常生活に必要な物も購入できない物はあまりなさそうです。
パソコンは息子がオーストラリアに持っていった薄型ノートPCを借りていくことにして、容量が少ないのでポータブルハードディスク。
台湾は110Vでプラグも日本と同じなので、日本の電化製品はそのまま使えるようですが、留学生寮でコンセントの取り合いになるといけないので海外対応の3口プラグ+2口USBのテーブルタップを。これもオーストラリアで使っていたものの使い回しで便利です。
辞書は非常に悩みました。というのも、台湾で使われる中国語は繁体字。日本で購入できる中国語対応の電子辞書は基本的に簡体字です。台湾留学している人や台湾在住の方のブログなどを色々読むと、繁体字に対応している現地で買える電子辞書もあるようですが、とりあえず簡体字対応の型落ちEX-wordを購入して持っていくことにして、必要なら現地で紙の辞書を買ってもらいます。
留学中の生活費用については、現金を持っていく、現地で口座を開き海外送金する、クレジットカードでキャッシングをするという方法が考えられます。とりあえず大学側より最初の一週間でNT$2000を用意するようにと言われたので、それに少し+して10万をもたせ、残りは利率のいいキャッシングを利用することにします。

お土産は向こうでお世話をしてくれるバディの学生さん用と主にルームメイト用を考えていました。台湾人に人気の日本のお土産ってなに?とググったところ、みんな口をそろえて抹茶のチョコはOK、ニッキは苦手と書いてあったので、とりあえず抹茶味のキットカットなどが大量に入ってます。ただ、ルームメイトは日本人なので、そこにこだわる必要はないかな?(笑)
あとは現地でなんとかなるでしょ。
大学交換留学の流れ
2017年4月 | 大学にて留学説明会 |
2017年5月 | 地域別留学説明会 |
2017年6月 | 出願締め切り |
2017年7月 | 書類選考・面接 |
2017年9月 | 選考者決定 |
2017年10月 | 入学許可書到着 |
2017年11月 | 派遣先大学への手続き |
2017年12月 | VISA申請 |
2018年1月 | 大学にて留学準備講座 |
2018年2月 | 留学開始 |
留学中 | 毎月レポート提出 |
2019年2月 | 帰国 |
大体こんな感じで出願には大学の成績証明書や語学検定の証明書が必要です。よって、大学に入ったときからある程度の準備は必要となります。
そして出発は2/23。あと三日。
果たしてどんな生活になるのでしょうか。そして娘のいない我が家はどうなるのでしょうか(笑)
一年間、いろんな事があると思いますが、色々な国の人と触れあって様々なことを吸収してきて欲しいと思います。楽しんできてね!