201808台湾環島旅行4 花蓮太魯閣渓谷へ

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台北から高速バスと特急で花蓮太魯閣渓谷へ

早朝の臺北轉運站から出発

さて翌朝、私たちは今日台北から高速バスに乗り羅東に行き、そこから列車に乗り換えて花蓮を目指す。

本当なら花蓮までずっと台湾鉄道の特急太魯閣号で行くはずだったがチケットが取れなかった。台北発花蓮行の朝の特急は数が限られ、二週間前からネット予約できるので、娘にチケット取りを頼んであったが繋がった2分後には全て売り切れていた。どうやら、大陸からの観光客用に代理店が買い占めるらしい。

朝の台北駅

朝の台北駅

ホテルのエレベーターでご一緒した関西系の日本人。まさに「環島」自転車でこれから台湾を回るそうだ。この「環島」が流行っていて、結構自転車旅の人がいるらしい。そういえば、列車にはそのまま自転車乗せてる人がいた。

遠くに見える台北101。デザインは竹の節をイメージしていて中国圏で縁起のいい「八」階ごとに「八」個あるそうだ。

台北火車站(火車は中国語で汽車のこと。妖怪ではない)に隣接する臺北轉運站(台北バスターミナル)から、台湾各地に向かう高速バスが出ている。日本で言えば新宿のバスタみたいな感じ?2階は各社毎にチケット売り場が並んでいる。

私たちは今回娘が予め予約しておいてくれた羅東行きの葛瑪蘭バスに乗る。クバラン族(クヴァラン族、カバラン族、噶瑪蘭族)は台湾原住民の一つで宜蘭、羅東あたりに多く住んでいるとか。

バスは日本の高速バスのイメージと同じ感じ。1時間強乗ってNT$141とお安い。娘ちゃんありがとう。彼女は以前に同じバスで羅東あたりまでいった事があるらしい。

高速からはまた台北101が見える。いってきます。

羅東で台鉄に乗り換え

1時間半走ってついた羅東の駅。ここからは特急。

台湾鉄道には日本の古い車両も沢山走っているらしい。これもそうかな。

ドアの左側に身長をはかるラインが貼ってあるが、身長でチケットの値段が決まるのかな。

台湾グリコ製のポッキー。なんだかぼんやりした味でおいしくないらしい。ちなみに中国語でChocolateは巧克力と書いて「チヤオクーリー」と読む音訳。

大陸のChocolateは何故かとても美味しくなくて、油粘土みたいな匂いがする物が多いが台湾はそうでもない印象なんだけど、確かにこれはイマイチだった。

花蓮到着

花蓮と言えば日本では地震の印象が強いと思うが、台湾東海岸の北側に位置し、温暖な気候と大理石で出来た渓谷「太魯閣渓谷」で知られる。詳しく知りたいかたは下記をどうぞ

403 Forbidden

今回、私たちは 基本的に列車とバスを組み合わせた旅だが、花蓮だけは自家用車で動いてくれる日本人ガイドさんを頼んでいた。ので、これまで苦労していた馬鹿でかい荷物も車のトランクへ。あー楽々。だけどこの辺りは写真がない。

七星潭

車に乗ってまずついたのは七星潭。ここはもともと七つのきれいな池があったところを埋め立てて花蓮飛行場の前身である「研海飛行場」を日本人が作ったということらしい。そのすぐそばにあるビーチは砂浜ではなく丸石。これは大理石だという。砂を巻き込まないので海はとてもきれい。そしてすぐドロップダウンして深くなるので漁場としても最適らしい。与那国島まで直線距離で140キロ、この海のむこうがわはすぐ日本なのだ。

 

マンボウのオブジェ

清水断崖

ここから車はまず清水断崖へと向かう。というか、清水断崖がよく見える「崇徳休憩区」という場所に。

青い青い海に垂直の崖。

海路しかなかった東海岸側へのアクセスをするために、日本統治時代に岩肌をくりぬいて道路(蘇花公路)を作った結果生まれた所の一つ

だそうだ。

ただし周りは観光客でいっぱい。賑わう大陸からの観光客はここにも。日差しが熱くて消耗する。車で良かった。

太魯閣渓谷への旅。

個々の説明については下記を参照してもらうとして、写真はそれぞれギャラリーでまとめてみる。

403 Forbidden

砂卡礑歩道

長春祠

台湾の東西を貫く「東西横貫公路」をノミと金槌の人力をつかいわずか三年の突貫工事で作った際、工事に携わって命を落とした212名を弔うために立てられた祠。

そもそも太魯閣渓谷は大理石と石英片岩の混ざった非常にもろい地質の渓谷で、この祠も2回ほど崩落し現在建っているものは1997年に再建されたものとか。

 

この長春祠の周囲は白い岩が垂直に地層をなし、そこにエメラルドグリーンの川が流れる美しい風景だった。政治と軍事に巻き込まれ、命を落とした人たちに祈りを捧げたい。

禅光寺の吊り橋

次に訪れたのは禅光寺。

禅光寺は、1963年に建立された尼寺。阿弥陀如来、観世音菩薩、大勢至菩薩の仏像が1階にお祀りされています。

と言うことだが、時間の都合か中には入っていない。その代わり?先ほどの長春祠の遊歩道に繋がる細い吊り橋。お好きな方はどうぞと言われ、お好きでもないけどとりあえず渡るが大騒ぎに(私が)

……本当にうちの子たちって…。ちびの頃から二人揃うとまったくろくでもない。

太魯閣牌樓

1960年5月9日東西横貫公路が開通したのを記念して建てられた門だそうで、よくガイドブックに載っているが、まあ単に門だったかな。

これにて太魯閣観光は終了。

太魯閣といえば大理石で出来た渓谷だが、近年太魯閣のそこここで崩落、落石事故が多発しており、あまり報道はされないが観光客など多数の方が亡くなっているらしい。そのため、今回のガイドさんはあまり奥地には踏み込まぬようにという案内だったので、太魯閣の太魯閣らしい風景はあまり見られず、以前高校生の頃にみたのはこんなだったかな?という印象だったのは仕方ないことではあるが拭えない。

それでも、ダイナミックな自然と美しい渓谷美が素晴らしい半日となった。

その5に続く

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