201808台湾環島旅行16 台北街歩き~迪化街そして帰国

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台湾の古い問屋街迪化街ぶらぶら歩き

8/2から一週間、台北→花蓮→屏東→台南→台北とぐるっと一回りしてきた親子三代の珍道中も8/9で最終日を迎えた。

当初の予定では昨日帰国していたはずが、台風で欠航になり一日延びたので、計8日間の台湾還島旅行。長いようでもあり短いようでもあり。

本来なら昨日行くつもりだった迪化街だが、一日延びたのでゆっくり半日見て回れることになった。


朝からホテルの喫煙室にこもるうちの母。台湾のホテルはどこも禁煙のため、いつも喫煙場所を探している。面倒だな。

さて今日は朝食をパスして、迪化街で朝ごはんにしようと思う。

 

ホテルからは徒歩ですぐ。古い下町の風情だがなんとも豪華なバロック調の建物になってきた。

 

こういう意匠。「角」がたまらん。

つきました迪化街。

迪化街では、19世紀中頃の清朝末期、貿易や船荷を扱う商店が街を形成し始めました。城隍廟が建立されたのもこの時期です。清朝は樟脳、日本統治時代には茶葉が台湾の特産品となり、その積出港となっていたのが「大稻埕」。これは、迪化街の昔の名前。この「大稲埕」という地名は、この地の開拓を進めた住民が、水田に空き地を作って、刈り取った稲籾を干し、その大きな空き地を「大稲埕」と呼んだそうです。
20世紀初頭の日本統治時代は、台湾全土から乾物、漢方薬、お茶、布などを扱う商店が集結し、台湾の主要な商業エリアとなりました。通りには、美しいバロック建築の建物が並び、裕福な商人たちはこの街に集結したのです。
戦後になって「迪化街」という地名がつきました。
現在でも台湾一の漢方、乾物、布問屋街としてにぎわう「迪化街」。特に旧正月前には、歩くのもままならないほど、大変なにぎわいとなります。by台湾ナビ

どうです。この美しい建物。まるでテーマパークのような飾り窓や柱。でも下は生活感あふれる問屋さんが並ぶ。このミスマッチ感がまた素敵。

お目当ての永楽市場前へ。

永楽市場は一階がローカルな食品関係の市場、二階から上が台北一の布問屋街となっている。

まずは朝ごはん。

林合發油飯粿店で絶品おこわ

ここがお目当ての林合發油飯粿店。娘が前にきたことがあるらしい。

油飯というおこわで大きなお弁当箱にたっぷり詰まっている。

一斤(600g)のおこわとチキンレッグ1本に味付き卵二個。これで90元くらい。安い。

台湾では男の子が生まれると生後一か月のお祝いにこの油飯を配るそうだ。

このお店は朝7:30からやってるが、売り切れるとおしまいで昼くらいには閉店となるらしい。そこでとにかくこれちを食べなきゃと早くからチェックアウトして頑張ってきたかいがあったおいしさだった。

腹ごしらえも済んだので、永楽市場の一階部分を少し散策

鶏肉、鴨、鵞鳥を売るお店。

これはいろんな練り物と、手前にドカンとあるのは愛玉?奥に張ってあるポスターにはおでんの具が。おでんは台湾では関東煮といって、コンビニでも売られている。関西でいう「かんとだき」と同じ意味?

魚屋さん。沖縄より南だけどそんなに熱帯魚っぽい魚はあんまりいない。鯖とれるくらいだしね。

他にも面白いお店はたくさんあったが、今度は二階へ

客家花布は

二階はとにかく小さな布地屋さんでギューギューに埋まっている。その中でも客家族の伝統的な「客家花布」の小物を売るお店へ。小さなポーチやランチバッグ、などが高く積まれていて、値段も100元からとお手頃。

ここで防水になっているランチバッグとおそろいのカップホルダーを購入。台湾では大きなカップを持ったまま街を歩く人が多く、そのカップをぶら下げることが出来るカップホルダーをアチコチで売っている。これがなかなか機能的。近頃よくコンビニでコーヒーを買うので片手にぶら下げられるのはとっても便利。

 

【台湾の客家花布】永楽市場で購入する色鮮やかな美しき小物たち | ライフスタイリングログ
牡丹が描かれた色鮮やかな台湾花布(客家花布)。この記事では花柄の布地やかわいい小物を販売している台北の永楽市場(永楽布業商場)とそこで購入できるアイテムについてご紹介します。

写真はあんまり撮っていないが、いろんなお店があって楽しかった。

縁結びの神様「台北霞海城隍廟」

有名な縁結びの神様「月下老人」を祀った廟。日本人のお参り率も高いそうだ。

台北霞海城隍廟
台北霞海城隍廟 言わずと知れた縁結びのパワースポット!彼氏が欲しい人、婚活中の人はもちろんのこと、既婚者にもご利益あり!

 

お参りに来ているのは若い女子が多かった。うちの子たちにもお参りすればといったら二人ともいいって……

最後に食べたい台湾スイーツ「枝仔冰城」


やっぱり帰る前にもう一度くらいスイーツ食べておかないとっというわけで

カフェ風の造りの枝仔冰城へ。

もともとバナナアイスキャンディの引き売りからはじめたお店らしい。そこここに自転車がキーアイテムになっていてとてもオシャレ。

(閉店)枝仔冰城 台北大稲埕店
(閉店)枝仔冰城 台北大稲埕店 バナナの名産地、旗山で生まれた老舗アイスキャンディーのお店

やっぱりマンゴーアイスを食べる二人。

これなんだっけ。愛玉?

季節のアイスセットみたいなのを頼んだらものすごい勢いで西瓜が…。ベースはレモンシャーベット。

オシャレな中庭。このお店のある大稲埕はもともと古い港町だが、最近はアートなリノベーションショップが沢山出来ていて若者たちが沢山来ていた。

中の一軒で、オリジナルレーザープリントのお店に行って長男へのお土産を買う。が写真なし。

眾藝埕
眾藝埕 コンパクトな空間に小さなお店がぎっしり。店から店へハシゴして楽しんじゃおう!

この辺りかなりオシャレスポットなので、もうすこし時間を取りたかったかも。

なんとも雰囲気のある街だった。

飛行機の時間があり、ゆっくり行けなかったけどまた行きたいな。

これにて、台北市内観光終了。

ホテルまで戻り、娘と別れてタクシーで空港へ。

SCOOTのカウンター。私たちのようにずれた観光客もいるのか人がいっぱい。

最後の最後まで調整し続けたスーツケースは30キロぎりぎりの29.4キロ。

最近は重さもかなりうるさくなってる。

さよなら台北。また来るね。

またも翼の上の人になる。

帰国は夕焼けの中だった。

成田到着。お疲れさまでした。

今回、羽田から出発し、帰りは成田という変則旅。車でこなくてよかった(笑)

旅程と費用のおさらい

これが、今回の旅程と観光費・食費を除く予算シート。

移動は基本鉄道やバスを駆使し、飛行機はLCC、ホテルは四人一部屋で3星クラス中心。それで大体全部で20万というところか。娘は現地集合なので飛行機代は入ってない。日本組はここまでで5万円くらい。

あと現地の観光費用は花蓮のガイドさんが一番高かった。二日間で一人3800元(合計で57000円くらい)あとは移動に使ったタクシー代と、割と高かったのは台北101の展望台。

今回、飛行機は全てLCCをサイトから直接予約、ホテルはBooking.comExpediaAgodaを見比べて。でも時にホテルに直接の方が最低価格を保証しているケースもあるので必ず確認すること(今回はシティスィーツが直接予約)。

あととても便利だったのがオプショナルツアーや鉄道などの割引チケットを売っているKKDAY 桃園空港ピックアップのSIMカードや高鉄(台湾新幹線)の20%割引チケットなど。オプションツアーを使わない人でも使える物があるかもしれないのでチェックしてみるといい。

また行くね、台湾

8日間の旅を終えて、無事帰ってきて思うことは台湾、日本人が旅行するならこんなに楽な東南アジアは多分他にない。人々は親切でごはんは美味しく、ちょっと懐かしい日本の昔の風景に似た景色が見られる。

私は大学時代北京に留学していてまさに大陸的なカルチャーショックを十分味わったものだが、台湾ではそれほどのカルチャーショックはない。けれど、暮らしやすいという点では断然軍配は台湾だな。

これを書いている時点で11月。娘が帰るまであと二ヶ月半。意外とあっという間だね。

というわけで、12月にもう一度台湾行って来ます!今度は台中、日月潭と台北近郊の街にいって、台湾料理習っちゃう予定。


長い長いレポートにお付き合い頂いて有り難うございました。

さてー途中になってるオーストラリアもなんとかせねば…

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