今回のグランピング化の仕上げとして、こだわったのがカッティングボード。
今まではsnowpeakマナイタセットMを使っていた。
折りたたんで小さくなるし、ペティナイフはそこそこきれて収納可能と悪くはなかったが、いつも大きなまな板に切ったモノをならべていく調理スタイルの私としてはやはりちょっと小さい。コンパクトになるかなとMを買ったのが敗因?
あと、いわゆる日本式のまないたセットなので、柔らかめの木質で傷も目立つしそのままテーブルに出すのはちょっと。
もう一つ、持ってるIKEAの大型カッティングボード。これは春のピザパーティの時の山盛りドゥを載せたところだが手前のサバ缶から大きさが解るかと。足の付いてる竹の集成材なのでかなり重い。これぞという時には頼りになるが常用にはちょっと。
と、いうわけで、ずっと欲しかったこれをオーダーしてみた。
ウォールナットの大きなカッティングボード
オーダーしたのはcreemaからwoodworksoneさんに
出品していたウォールナットのカッティングボードが美しかったのとソリを防ぐための細工がしてあって大きい割に薄くて軽い。
でも、微妙に大きさが大きすぎて夫が作ってくれた木箱に入らなかったので、サイズオーダーさせて頂いた。
ぴったり。シアワセ。
なめらかな表面をなんども撫でまわしてはうつとり。
オリーブウッドのカッティングボード。
さらにずっと憧れていた逸品。
この繊細な木目とみっしりと目の詰まったなめらかな肌触り。
古くからオリーブの木は、地中海沿岸では、オリーブオイルを採るための貴重な資源でした。
原料となる木は、若くても樹齢80年以上、ほとんどは100年以上、中には数百年という樹齢のものも多い古木です。何世代にもわたって守られ、そして多くの人々を養ってきたその木が枯れてしまったり、何らかの理由で倒れてしまった場合に限って、それらを材料にすることが可能な、とても貴重な木材です。
そのためオリーブの木は、一本ずつ政府や自治体によって厳重に管理され、誰でも勝手に伐採することは出来ず、非常に硬い木質のため、加工も限られた人々の手でしか行えません。長い年月の樹齢の後に伐採されたオリーブの木は、板状に切り出してからさらに3年~7年、自然の中で乾燥させたものが材料となります。
ネットで探していたら素敵な一品モノのお店を見つけた
オリーブウッドは全ての木目が違うし大きさやカッティングもひとつずつ全部違う。やはり現物をみて選んだ方がいいと思っていたら、なんとこのお店が国立市内にあることが判明。
山盛りの在庫を全て出してもらいその中から選んだ。
木目の美しさと表皮を残したラフカット、中型の中でも大きめの有効面のわりに若干軽めということで決定。
どちらも安くない買い物だが、オイルメンテナンスをして大事に使おうと思っている。
ドイツの保存容器WECK
2日以上のキャンプの場合は、前日に作ったソースやちょっとした残り物を取っておくのに、保存容器があると便利だ。
今までは軽さ重視でジップロックコンテナなどを使うことが多かったが、やっぱり色気に欠けるので翌日出すときには入れ替えたりしていた。あるいは、シェラカップに入れておきラップを掛けるが翌日には飛んでいたり中に沈んでいたり。
やっぱりここはオシャレな保存容器に入れるべきだと思い、あれこれ物色したが、結局WECKでそろえてみることにした。
100年愛されるドイツ生まれの保存食器
創立から90年後、WECK社は長い研究と実験の末、非常にシンプルで安全な密閉法を紹介し、これまでの家庭での瓶詰めの常識を一新しました。 保存された食品の品質をより高く保ち、より簡単に取扱いでき、手間も時間も加熱も以前より少なくて済むようになったのです。 長い時間をかけて実験・研究を重ね、もっともシンプルで経済的でさらに安全な方法を編み出してきたのです。
by WECK公式ホームページ
軽くフタをしたいときはガラス蓋を置くだけ、しっかり密封したいときははクリップとゴムで。さらに滅菌すれば常温保存用のビンとしても使え、蓋を取ってそのままテーブルに出してもおしゃれという4way。
サイズも様々で用途に合わせて色々選べるが、蓋の大きさは3種類しかないので、サイズの違うビンでも蓋の使い回しが可能。
やはり100年使われているものはそれなりの理由がある。シンプルでパーツを簡単に入手でき、おそらく10年先でもまだ売っているだろう。
昔から現代まで愛され続けるということ
今回購入したのはみな伝統的でシンプルなキッチンウェア。
その他にも、亀の子たわしのたわしや、フレンチリネンの布巾など、それぞれ昔から今までずっと長く愛されているキッチン用品をそろえた。
古いものには歴史がある。それをはぐくんできた人々の想いがある。キャンプ用品ではないので、不便な点もあるかもしれないが、ひとつずつ、いい物をそろえて大事に長く使うという形に、段々とシフトしていきたいと考えている。
相変わらずダッチの記事を書いていないが、それはまた今度。
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