ジャスティとマッキー。まるで兄弟のように仲がいいです。
保護犬時代のマッキーの仮母さんが、里親さんに望んだ条件に「年上のオスのラブラドールかゴールデンがいること」という項目がありました。
マッキーは子供時代を先住犬二頭に育ててもらいました。ずっと末っ子だったので一緒に遊んで頼れる兄ちゃんと暮らさせたいということでした。
Y家の長老ポンキーくんは、次々くる保護犬たちを威厳で一喝しいつも一目置かれていました。でも4ヶ月で保護されたニューフェイスは、一喝しようがなにしようが傍若無人にめげない子犬でした。怖い長老を遊び相手にするし、その上で寝ちゃうし、とにかく手に負えません。最後はポンちゃんも根負けしたのか、かなり手加減してもらったみたいです。
マッキーがうちに来て1年、ポンちゃんは御歳18歳で虹の橋を渡りました。
ポンちゃん愛をたくさんありがとう。
もうひとり、ハピラブ卒業生のフジオ。これがまたとってもいいお兄ちゃんでした。フジオはどちらかというと犬より人の典型的なゴルでお母さんを独り占めしたいタイプですが、代々保護犬が来ていたので頑張っていました。保護された時から年齢不詳ぎみのフジオでしたが、それでもそこそこいいお年のはず。そんなことはお構いなし、とにかく疲れを知らないマッキーに辟易としながらもいつも遊んでくれました。
おかげでマッキーはひねることなく、まっすぐにのびやかに育ち、ゴールデンの天真爛漫な部分をすぺてもったまま、我が家に来ました。
そしてジャスティ。子犬の頃は八頭の兄弟犬のうち四頭+先住犬五頭の大家族のうちで育ちました。しかしうちにきて人は多いけど犬としては一人っ子。のほほんとそして細やかに育ちました。
それが一変するのは3歳でJakeが来た時。同じような年頃で同じく男。ただしジャスティよりいろんな意味でかなり強かったJake。ジャスティはよわっちいながらも頑張りました。その結果人っぽかったジャスティはずいぶんとイヌっぽくなりました。

匂い嗅ぎも覚えたし、足上げのマーキングも見よう見まねで覚えました。三年一緒に過ごし、雄犬らしさをたくさん教わったJakeが婿入りして1年、一頭に戻った我が家ですっかり老け込んだジャスティの毎日はしずかに過ぎて行きました。
そこへやってきたマキオ。傍若無人で遊びたいさかりのちびっこです。体格も一回り小さく歳も離れているせいもあり、こいつなら勝てると思ったのか、ジャスティにしては珍しく最初からわりと強気で出ていました。マッキーはとにかく兄ちゃんが好きで、なんでも真似をしくっついて眠りたい。それにまんざらでもないジャスティ。Jakeには勝てなかったけどマッキーなら勝てるもんね。
マッキーは天使のような顔をして、実は他の犬に対してはかなり強く、のられたらやり返し、売られた喧嘩は買うのですが、ジャスティにだけはマウントされようが何されようが絶対服従。これも愛なのね。
こんなに相性がよくなるとは正直思いませんでした。
逆にジャスティはもともとかなりツンデレで、人には甘えたりしなかったのですが、マッキーが甘えまくってる姿を見るとあまり面白くない。いじけてみたけど誰も構ってくれないので、マッキーの真似をして甘えてみたりするようになりました。日々遊ぼう攻撃を仕掛けてくる弟がいるとそうそう老け込んでもいられず、毎日わんこプロレスに明け暮れています。
ジャスティは来年10才になります。いつまでこんな姿が見られるかわかりませんか、いつまでもいつまでも仲良くしてほしいものです。
マッキー素敵な兄ちゃんたちがいて幸せだね。
そして兄ちゃんたち、本当にありがとう
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