201709 オーストラリア旅行2 Cairns到着とTAS
2017.10.21
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検疫とお土産とうなぎ
オーストリアは世界でも検疫の厳しい国として知られている。久しぶりに会う息子に、何かお土産をもっていこうかと聞いたところ、しょうゆ、みりん、米は近所のスーパーでも買える。「雪の宿」が食べたいというのでかさ張るけど安くて軽い雪の宿を含め、いくつかのスナックとふりかけ・お茶漬け海苔、それに乾麺のうどん、そうめん、十勝そばとつゆ(重い)、それに私の母がどうしても持って行けといったうなぎ。
う、うなぎ?面倒だなと思ったけど、レトルトで常温保存可能な商品を検疫できちんと申告すれば大丈夫らしいのでそれも持ってきた。写真全然なくてすみません。
空港では、入国審査終了後、検疫の申告のほうに並ぶ。なかなか進まないがやっと、オーストラリアの空のようなきれいな青い目をした縦にも横にも大きなお姉さんが呼んでくれた。
市販品のふりかけや乾麺はなんなくクリアして、いよいようなぎ。保冷バックに包まれた謎の物体にこれ何?と聞かれたので「eel」と答えると、ちょっとまってと同僚に確認しに行った。ここまで頑張って持ってきたのだから、どうにか息子に届けたいなぁと思っていたら、すぐ戻ってきてOKとのことだった。よかったよかった。
入国カードが機内で配られなかったのでそれを探して空港内を右往左往したこともあり、空港についたころから盛んに迎えにきてくれた息子のホストマザーからmessengerが入る。
今回は初日はケアンズ市内をぶらぶらする予定だったので、その時にSIMを買うことにして、とりあえずケアンズ空港のfree Wi-fiにつないでみたものの、これが恐ろしく遅くぶちぶち切れて、とてもmessengerで音声通話ができるような状態ではなく、会えないのも困るのでとりあえずドコモの海外パケットサービスを一日だけ申し込むことにする。
それでやっとホストマザーと連絡が取れて、8ヶ月ぶりに息子にも会えた。まあ、LINEでビデオ通話とかしてたからすごく久しぶりともあんまり思わないけど。日本にいた頃より米を食べなくなったせいか10キロくらい痩せたらしい。とはいってもそれまでがデブだったのでそんなに変わったようには見えないけど少し身長も伸びて少しすっきりしたかな?ホストマザーと英語で話している姿を見て、おー英語しゃべってる!とちょっと感動w
雨のCairns
ケアンズは熱帯雨林気候だが、この時期そんなに雨は降らないらしい。息子や夫にもこんな所まできて本領発揮しなくてもいいのにと言われる。え、あたしのせいなのかやっぱり。
ホテルへ送ってくれる途中、ビーチを覗いても雨。
うーん、ケアンズと言えば青い空青い海のはずだが。予報によると今日と明日は雨。市内をぶらぶらする今日はいいとして、明日はキュランダ観光の予定なのに雨が降ったら…さみしすぎるな
確か数ヶ月前に息子が撮った同じ場所の写真は美しかった。
ともかく気を取り直して、今日宿泊予定のプアマンインターナショナルに送ってもらう。さすが5つ星。豪華なロビーと親切なフロントマン。ホストマザーの会員カードで、とてもリーズナブルに泊まれてありがたい。
しかしホテル着は朝の7時すぎ、さすがに早すぎてチェックインはできない。チェックインは2時だというので、その頃また戻ってくることにして作戦会議。
午前中に息子の学校TASに見学にいかせてもらうことにしてそこまでまたホストマザーが送ってくれることになった。それまでの時間、とりあえず朝食とSIMを求めて街をぶらぶらすることにした。
ケアンズの街中は、少し懐かしい雰囲気の港町で、高い建物がなく道路が広い。そして建物の雰囲気は予想以上にイギリスのにおいを感じる。そうか。オーストラリアって、イギリスの植民地だったんだよね。アメリカの古い田舎町にもちょっと似ている。そしてイギリスより(多分)空が青く(多分)海も青い。明日以降に見られることを期待…
昨夜うどんを食べて以来なので、まずは腹ごしらえ。その前にオーストラリアドルをまったく持っていなかったのでATMを求めて歩き回る。息子の案内によりOrchidPlazaというショッピングセンターなら多分あるというのでそこに向かう。ずっとアーケードが続いているので意外と雨でも快適。だって傘持ってないんだもん。
無事オーストラリアドルをGetしてさっき通り過ぎたbreakfastの看板のでているカフェに。えーと、クロワッサンのチーズサンド8ドル50セント、コーヒー5ドル。たかっ!
夫はロールサンドを頼んでいたがこれも高い。そしてソフトドリンクがまた高い。聞きしにまさるオーストラリアの外食費の高さにびっくり。息子は無料の水を飲んでいたwよかったね。水の飲める国で。
このカフェ、気が付いたらお客さんでポリスがたくさんいた。写真には写っていないけど外にもたくさん。みんな勤務中なの?日本ではあり得ない光景だ。そういえば日本のおまわりさんはどうやって昼食食べてるんだろう?制服のまま買ってる?
腹ごしらえをしたら、まずはSIMを手に入れないことには何もできない。ホストマザーがコンビニで売ってると教えてくれたのでホテル近くのNightowlというコンビニで 2ドルのOPTUSのSIMを購入し、またさっきのOrchidPlazaに戻ってしばらく格闘する。しかし認証とチャージにネット環境が必要なため、結局またもや海外パケホーダイにお世話になる羽目に。しばらく粘ったがそれでもなんだかうまく認証できない。そうだホテルのロビーなら無料Wi-Fiあるから海外パケホに怯えなくていいかもと、一旦ホテルにもどる。
ホテルのロビーであれこれやってみたがつながらず、仕方がないのであとでOPTUSの支店にいくことにして、ホストマザーと合流してからTASに連れていってもらった。
Trinty Anglican Scool
TASは二つのキャンパスがあるが、息子が通っているWhite Rockへと向かう。町から離れてなんとものんびりした南国ムードの広い道が続く。そういえば、留学が決定した時、Googleearthでこの辺調べたっけ。その場所に自分がいるなんてなんだか不思議な気する。
校内はちょうど休みの期間中で生徒はいなかったが息子の案内で一通り見て回る。ほとんど平屋建ての広大な敷地の学校で、なんとものんびりした雰囲気。話に聞く様子もミッション系の学費の高い一貫校で、生徒たちもギスギスしたところのないお金持ちの学校という感じ。小学校から高校までの校舎と沢山の専門教室があり、イギリス式のハウス制度がある。このハウス制度、何をするのか息子に聞いてもよくわからない(笑)
以下TAS校内の長いスライドショー。身内の方だけどうぞ(笑)
ここで8ヶ月、知らない人の中で過ごしてきた息子は頑張ってきたんだなとあらためて思う。高校一年で親元を離れるなんて、自分だったらなかなか決意できなかった。沢山のラッキーが彼を支え、なんとかここまで来た。もともと白髪体質だった彼の髪はさらに白髪が多くなっていて、私の母などはとても心配していたけど、なんとかやれてきた。途中些細なことで何度かピンチを迎えたが、あと2ヶ月、あらためて頑張って最後までここでの生活を楽しんでほしいと心から思った。
自分が若い頃はチャンスは無限にあって自分の力だけで何でも出来ると思っていた。この年になるとチャンスの女神様は前髪しかないのを実感する。そして、いつも誰かに支えられて生かされているという事も。あの時あれを大事にしていればと思うことも多い。日々を大切に生きること。感謝の気持ちを忘れないこと。経験を咀嚼して明日に活かすこと。息子には本当にいい体験になった。きっと今は日常で毎日を過ごすことにいっぱいいっぱいの日々だろうけど、後から思い出したらきっと見えてくることもあるだろう。最後まで楽しんで。君はとてもラッキーだったよ
to be continued
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