台南街歩き後半、ガジュマルに飲み込まれた安平樹屋と台南グルメを満喫
安平樹屋

安平樹屋は、1867年にイギリス人によって設立された「徳記洋行」の倉庫として建てられた建物が、その後放置されガジュマルの木に侵食されていってなんとも神秘的な廃墟と化したもの。

赤煉瓦の倉庫にガジュマルが絡みつき、不思議な雰囲気に満ちている。

朽ち落ちた屋根が抜けたところからガジュマルが侵入している。

ガジュマルといえば、カンボジアの遺跡アンコールワットを思い出す。そういえば、息子は行ってたっけ。アンコールワット。


すっかりガジュマルに取って代わられている倉庫。人類が滅亡したらこんな風景が世界中に広がるのかなと思う。


絵画のよう。絵はがきにもなっていた。

見終わってタクシーを待つ祖母と孫。微笑ましい。
ここで炎天下が続いたので一旦興居台南に戻る。帰ってから、お昼らしいお昼は食べていなかったのを思い出し、娘と一緒に近所に買い物に。
台湾で人気のぐでたまのタピオカミルクティと粽。このぐでたまドリンクスタンドはフランチャイズチェーンらしく、あちこちにあるそう。なぜいまさらぐでたま?ってのはおいといて、これを作ってくれたさびれーた感じのドリンクスタンド、ぐでたまのTシャツの似合わないおじさんがほそぼそとやっていて、指さしたメニュー悉く品切れだった(笑)
粽は肉粽と野菜入りの粽。どっちもでかい。

いつまでも若いと思っていたうちの母も気がつけば年取ってきていて、孫達とこれだけ歩き回る旅行はもうしないかもしれないと思うと少し感慨深かった。ずいぶん連れ回したけど楽しかったかな?

神農街と意面
夕方まで少し休んだのでちょっと元気になり、歩いていける神農街へと繰り出す。

神農街は古くからの町並みの残る小さな通りで、面している店は間口が狭く奥行きが深い「町家造り」になっている。ノスタルジックでフオトジェニックな昔ながらの家屋と、それを今風にリノベしたカフェや雑貨店が軒を連ねる。

金華府

通りにある金華府。1,830年に建てられた廟らしい。
神農文創市集

金華府の対面にある神農文創市集は大きな倉庫を改装したようなお店で、MIT(メイドイン台湾)の雑貨を扱う小さなお店が奥の方までいくつも続いている。これは中でも紙で作った小物を扱うお店のお兄さん。
紙はとても丈夫で洗うことも出来るそう。英語も上手だったが、日本語も勉強していて今度日本に遊びにいくのを楽しみにしていると言っていた。息子はここで紙製の長財布を購入した。

くるくる回るサインアート。他のオシャレスポットでも似たようなものをみかけた。きれいだなと思って撮ったけどよく見たらこれは繁体字じゃなくて簡体字だ(笑)
台湾で使われている文字は、古い書体の「繁体字」で、私は中国語は極度に略した「簡体字」で習っていたので、最初は全然見慣れずに画面真っ黒だなとよく思った。だんだんみているうちに繁体字にも慣れてきた気がする。が、やっぱり書くのは簡体字が簡単(笑)

おしゃれでかわいいロゴのアイスクリーム屋さんらしい。どうしてこうも肉球に弱いのか。それも爪が生えている。アイス買えば良かったーといまさら。
阿江炒鱔魚
台湾にタウナギという魚がいる。
ウナギに良く似た淡水魚で台湾や中国でよく食べられているそうだ。このタウナギと意麺というこれまた台南独特の麺を組み合わせた麺を食べに行った。

なんとも味のありすぎる看板

左のおじさんの前に積まれている赤黒いものがタウナギ。なんともインパクトのある姿だけど、クセもなくあっさりしていて美味しい。このおじさんはひたすら料理を続けていて、右端のおじさんがホール係。
店の前でうろうろしていると、ここに並べばいいとか「やきそば?スープ?(日本語)」などと聞いてくれる。
意麺は台南独特の油で揚げた太麺をまたゆでて使うもの。タウナギの左側に積んである。
なんとも地元らしい店構えだけどお客さんは学生さんから年配の人までひっきりなしに訪れていた。

で、これが鱔魚意麺(手前)鱔魚米粉(奥)
見た目はインパクトがあるが甘酸っぱいあんかけ麺でくせもなく食べやすい。胡椒がきいていてスパイシー。なるほど人気店なわけだ。
基本的に作っているのは左のおじさんでダイナミックに作るのだが、出来た麺を男性三人で箸で入念に均等にわけている姿がなんとも面白い。この三人いったいどういう関係なのかなー。従業員なんだろうか
このお店は遅くまでやっているらしい。台南にきたらお勧め。

そこからホテルに向かって帰ってきたが、四人で麺三つだったのでもう少しなんか食べたいなともう一件屋台のようなお店による。

魚丸湯食べたくて行ったんだけど、それとは違う魚のスープだった。でも激うま

朝早くから夜遅くまでよく働くお母さん達。あとあと考えてみたら、ここもしかしたらふたつの店舗がくっついているのかも。メニューが2種類あった。
隣の席に座っていたとても懐っこい台湾人のお兄さんに不思議な日本語と英語で話しかけられる。そしてオススメ料理も教えてくれた。
総じて台湾の人は親切。そして南の人は人との距離が近い。

せっせと写真を撮る人

ピータン豆腐と青菜の炒め物。ピータン丸のまま(笑)
二軒はしごしてお腹いっぱいになったのでホテルに帰えろうとすると、どこからともなく電子音の乙女の祈りが…。
ナンだろうと思っていたらゴミ収集車だった。
ゴミ収集車は乙女の祈り
台湾は日本のようにゴミの集積所がなく、毎日だいたい決まった時間に音楽を流しながらやってくるゴミ収集車にみんなが集まってきてゴミを投げ入れるシステムらしい。
娘の住む台北はエリーゼのためにだが、ここ台南は乙女の祈りだった。
確かに集積所問題は日本のどこでも大変なので合理的っちゃ合理的だけど、この時間に在宅してないとゴミは出せないってことか。

ホテルに帰り、暑くて長かった一日を振り返る。
台南はエネルギーに満ちていて、とにかく食べ物屋さんの数が多く、どこも賑わっている。そんなに食べる人いるのかな?台湾人は小柄でそんなに太っている人が多い印象ではないが、みんなよく食べるらしい。
総じて北に比べると南の方が人はおおらかで人懐くてのんびりしている。台湾にきて、住民はみんな親切でほとんどいやな思いをすることもない。大陸で留学生活を送っていた私からするとびっくりすることばかり。娘が台湾を好きになる理由もよくわかった。
おやすみ台南
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